すごい会社のすごい本業大解剖!No.7 Luup

業界で注目を浴びるスタートアップの会社自体ではなく、今一番求めているポジション(急募求人)にフォーカスを当てて掘り下げていく本企画。第7回は株式会社Luupのサービス責任者兼オペレーションマネージャーの職について、代表取締役社長兼CEOの岡井さんにインタビューを実施しました。
本記事の登場人物
株式会社HERP 代表取締役CEO 庄田 一郎
株式会社Luupについて
電動・小型・一人乗りのマイクロモビリティのシェアリング事業を通して、街じゅうを「駅前」化する新しい短距離移動インフラを創ることをミッションに、電動キックボードなどの新しいモビリティを日本で安全かつ便利に利用するための「新しい機体の実証」と、シェアリングの形での移動体験を検証する「新しいシェアサービスの実証」の2つに取り組む。
本記事で取り上げる株式会社Luupの急募求人
オペレーションマネージャー – 株式会社Luup
「いかに早く、これからの日本に必要な新しい交通インフラをつくれるか」その命運を大きく左右する事業責任者を募集したい
電動キックボードなどの新しいモビリティを日本で安全かつ便利に利用するための「新しい機体の実証」と、シェアリングの形での移動体験を検証する「新しいシェアサービスの実証」の2つに取り組む株式会社Luup。
電動キックボードが公道を走行する政府認可の実証実験を千代田区・新宿区・渋谷区・世田谷区などのエリアで日本で初めて開始するなど、日本のモビリティの進化に向けて大躍進を遂げている。
「極論Luupという会社が残らなくても、日本のモビリティが進化するならいいんです」そう話すのは代表取締役社長兼CEOである岡井さん。この発言からも分かる通り、新しい短距離移動インフラを創るというミッション実現に向けて、必要なことだけに真っ直ぐに向き合うプロ集団だ。
今回の募集は、事業責任者兼オペレーションマネージャー。機体があるだけではモビリティは機能せず、機体を管理するオペレーションがあって初めて成立するサービスだからこそ、かなり重要なポジションとなる。
今回はその重要なポジションの募集について、インタビューを行った。
今回募集する事業責任者は、この取組みを始めとした国内最先端の電動キックボード事業の公道実証を統括することおよびシェアサイクル事業の拡大・効率化・安定化がメインミッションになります。関係省庁との協議は自分がやるので、充電オペレーション、再配置などオペレーション全体の設計・改善を行って欲しいと思っています。
オペレーションは電動キックボードと自転車の事業と共通する部分なので、どちらも管轄して欲しいと思い「事業責任者兼オペレーションマネージャー」の募集としました。キックボードはオペレーションがメインになるので、もはやロールとしてサービス責任者の責務全てと言えると思っています。
他にも、まだ言えないことがたくさんあるのですが、サービスにこれからどんどん肉付けしていくにあたり、オペレーションがより重要になっていきます。
多分、僕らがちゃんとやらないと、電動マイクロモビリティは日本の普通にならないと思うんです。理想だったけど、やっぱりこのモデルは儲からないし続けられないね。となって終わってしまいます。
一方で、僕らがうまくやれたら我々の次の世代はモビリティで通学通勤できるようになるということです。自分たちがうまくやれるかどうかで、次の世代の生活が大きく変わると本気で思っています。
都心の地図のうち、駅から徒歩10分以内で行けるところを塗りつぶすと、多くのエリアがはみ出てしまいます。駅から徒歩10分以上かかる場所がかなりがあるということです。でも、自転車で10分以内で行けるところという条件にすると、全部塗りつぶすことができます。街じゅうを駅前化したいと話しているのはそういうことです。鉄道を前提として、鉄道の各駅からのアクセスを最適化したいと考えています。
目的は会社を大きくすることではないのでLuupという社名が残るかはわからないし、残らなくて他のプレイヤーが実現するのでも極論いいのですが、ミッション実現に向けて一緒に走ってくれる仲間を募集したいです。
外から見ていてもどんどん事業が前に進んでいる様子が伝わってきますが、中から見ていてどうですか?
その分、採用に困っています。1ヶ月でも採用が遅れたら、サービスが変わってしまう可能性があります。もしこの記事を読んで少しでも興味があった人は、すぐにご連絡いただきたいなと思っています。
膨大なデータを元にオペレーションを改善しながら、チームを前に進めていく
今後の事業展開スピードを加速するためにどんなデータが必要かという想定があって、そのデータ取得のための体験・オペレーションの設計が必要です。そして実際に得られたデータを元に継続的にオペレーションを最適化していくことを一気通貫でお願いしたいと思っています。
例えば、降りる時のポートを予約するUXを導入しているのはLuupだけなのですが、そういう行動に反映されていくと思ってもらうと分かりやすいかと思います。
UberJapanよりジョインしたデータサイエンティストのの松本副社長と共に、数字をみながらPDCAを回していって欲しいので、ロジカルに数字から仮説設計ができることが必要だと考えています。なお、それができれば、機械学習の知見があるなどデータの持ち方に関するスキルはマストではないです。
数字を見られるだけでなく、部下がついていきたいと思えるような、みんなが心地よく働けるマネジメントもできる必要があります。この一見相容れない特色を両方もっていなきゃいけないので、かなり難しいポジションだと思っています。
自分で言うのもなんですが、こんなにモビリティオペレーションの最先端に携われるのはかなり面白いと思います。日本のモビリティがうまくいかなかったら、僕とこのポジションで働いてもらう方のせい。逆にうまくいっても、僕とその方のおかげです。笑
もちろん最初は業務委託などでもいいですが、社員になることが確定している上で下すオーナーシップのある意思決定に価値があると思っているので、できるだけ早くジョインいただけたらと思っています。
社員から社長交代を提案されるくらい、ミッションオリエンテッドな会社であり続けたい
採用を急ぎたい気持ちはあるのですが、誰でもいいわけではなく、かなりこだわって採用活動をしています。当たり前のようでありながら最近になって本当に痛感していることですが、会社は人でできています。例えば、副社長のおかげで今までより遥かにデータ起点で仕事できるようになったことも、まさに人起点でビジネスは大きく変わる事例だったと思っています。
なので、成長したいというモチベーションではなく、事業を前に進めることにまっすぐ向き合える仲間を探しています。戦場で敵を倒せる技を身に付けたいなあと思っている暇はないのと同じで、解決すべき課題を解決していたら、いつの間にか成長しているという順番です。弊社には、大きな使命と特異な機会があるだけだと思っています。
ただ、全員オーナーシップが高くお互いの領域を跨いで仕事をするので、結果として学び合いになっているというのは日々感じています。
本来は社長が事業責任者であるべきだとは思うし、自分もやりたいのですが、Luupの事業はいかに政府と足並みを揃えつつ、かつ我々が引っ張る気持ちで国を動かしていくか、そしてどれだけ影響力のある企業が株主でいてくれるかが成長に大きく関わるので、それが得意な自分は強みを活かして日々仕事をしています。どんな人たちに事業を応援してもらうかまで含めてプロダクトの価値ということです。
人事もミッションファーストに準じています。在籍期間などは関係なく、より適任な人が各ポジションにつくべきだと考えています。事業責任者を外から採用しようとしてるのもまさにそれを体現していると思います。ミッションファーストで事業を運営していくという約束を外に対してもしていて、ありがたいことにミッション達成に協力をいただいている外部パートナーの方々も多くおられます。
自分としては人類のためになることに100%人生使っていると、幸せになれると思っていて、日本に生まれたのでまずは日本のためになることをやろうと決めました。自分の性格だと、残念ながらそこまでしないと幸せになれないと思っています。
社員はモビリティ自体に興味がある人もいるし、自分と同じく課題解決のモチベーションの人もいます。どちらのモチベーションでもいいので、ミッションファーストで一緒に働いてくれる仲間が応募してくれるのを待っています。一緒に次の世代の暮らしを大きく変えることにトライできると嬉しいです。
<筆者の感想>
日本のモビリティの進化を牽引するLuup。最近のリリースからも目覚ましい成長を遂げていることは理解していましたが、それを支える岡井さんの考え方、それに賛同して集うメンバーたちの強さを知り、日本のモビリティがこれからよくなっていくことを確信しました。
そのスピードを上げていくためには、今回のポジションの採用が不可欠。日本をよりよくしたいという志と事業責任者としてまちづくりに挑戦したい方、現在モビリティに携わっていない人でも、自分こそはと感じた方はぜひ応募してみてほしいと思います。
本記事で取り上げた株式会社Luupの急募求人
オペレーションマネージャー – 株式会社Luup
すごい会社のすごい本業大解剖!シリーズ
No.110X(COO)
No.2Gracia(UI/UXリードデザイナー)
No.3BASE(カスタマーサクセス戦略企画 ※責任者候補)
No.4ポジウィル(COO)
No.5MOSH(COO)
No.6Eventhub(プロダクトマネージャー)